漫画やアニメに出て来る料理を再現したり、萌え語りをしたり、日々の徒然を書き綴ったりするブログ。
原作もアニメも完結してコミックス最終巻も出たので、暗殺教室の感想など綴ってみようと思います。
さて私、松井先生の前作「魔人探偵脳噛ネウロ」が大好きでした。コミックスに掲載されていなかった読み切りを集め、薄い本を買いに遠征し、自分でも二次創作するくらい好きでした。ネウロ最終巻に収録されていた読み切り「離婚調停」も大好きでした。この「離婚調停」と言う話、荒廃しきった地球を舞台にした、とある夫婦の離婚調停(財産分与)がネタになってるのですが、夫婦も財産分与もスケールが地球レベルで非常に面白くてお勧めです。松井先生らしいブラックジョークもしっかり入っていますしね。
閑話休題。
そんなわけで、松井先生の新作が面白くない訳がない!と期待していた私。「暗殺教室」と言うタイトルを見て、「松井先生らしいブラックジョークの効いた作品が期待できそうだな」と思ったのを覚えています。
で、最後まで見届けた感想はと言いますと。
ネウロの時のような、わけのわからない意味不明のノリと勢いで理屈を捻じ伏せるぶっ飛んだ面白さ(シロタシェフのドーピングコンソメスープのような)や、ブラックで毒々しいギリギリのネタが少なくなったのが残念でした。勿論、話は滅茶苦茶面白いし、ご都合主義のハッピーエンドで終わることも無く、伏線の張り方もさすがの一言、アニメも面白かったし、文句は全く無いです。無いのですが、松井先生ならではのぶっ飛んだ展開やギリギリブラックジョークが大好きだったのでそこだけが残念でした。あ、あとはレッドアイの中の人が変わってしまったことかな。レッドアイだけはコミックスおまけDVDの三木さんの方が好きだったなー。
以下、思いついたところをキャラごとに。続きからどうぞ。
さて私、松井先生の前作「魔人探偵脳噛ネウロ」が大好きでした。コミックスに掲載されていなかった読み切りを集め、薄い本を買いに遠征し、自分でも二次創作するくらい好きでした。ネウロ最終巻に収録されていた読み切り「離婚調停」も大好きでした。この「離婚調停」と言う話、荒廃しきった地球を舞台にした、とある夫婦の離婚調停(財産分与)がネタになってるのですが、夫婦も財産分与もスケールが地球レベルで非常に面白くてお勧めです。松井先生らしいブラックジョークもしっかり入っていますしね。
閑話休題。
そんなわけで、松井先生の新作が面白くない訳がない!と期待していた私。「暗殺教室」と言うタイトルを見て、「松井先生らしいブラックジョークの効いた作品が期待できそうだな」と思ったのを覚えています。
で、最後まで見届けた感想はと言いますと。
ネウロの時のような、わけのわからない意味不明のノリと勢いで理屈を捻じ伏せるぶっ飛んだ面白さ(シロタシェフのドーピングコンソメスープのような)や、ブラックで毒々しいギリギリのネタが少なくなったのが残念でした。勿論、話は滅茶苦茶面白いし、ご都合主義のハッピーエンドで終わることも無く、伏線の張り方もさすがの一言、アニメも面白かったし、文句は全く無いです。無いのですが、松井先生ならではのぶっ飛んだ展開やギリギリブラックジョークが大好きだったのでそこだけが残念でした。あ、あとはレッドアイの中の人が変わってしまったことかな。レッドアイだけはコミックスおまけDVDの三木さんの方が好きだったなー。
以下、思いついたところをキャラごとに。続きからどうぞ。
殺せんせー
序盤から丁寧に伏線が張られていましたが、正体が明かされた時はひっくり返るほど驚きました。と言うか、どこぞの作戦責任者の台詞じゃないですけど、あのクールイケメンがあのまん丸ふざけたキャラになるとか信じられないですよね(笑)。
終盤で、「殺せんせーを救えるかもしれない」と言う話がでた時は正直「ここに来てご都合主義の展開か~松井先生らしくないな~」と思ったのですが、そんな萎えは杞憂に終わってしっかりと「殺す」という結末になってよかったと思います。作中でも言われてましたけど、いなくなった気がしませんしね。松井先生の、ネウロの時から続いている「『悪人』にも矯正の機会と救いを与える」という方針はとても好きです。(どの作品とは言いませんが、事情があって歪んでしまった「悪人」を主人公チームの持ち上げと踏み台のためだけに使い捨てたアニメがありましたからね…)
渚君
中性的な外見+のび太ポジキャラ、ごくごく平凡と思わせて非凡な才能を持っている、実は家庭の事情が複雑と、弥子とかぶるところが多いですね。女の子みたいな髪型に関しては「漫画だしね」と何も疑問を感じていなかったのですが、そういうわけだったのかー!と。渚君のお母さんとのエピでは、殺せんせーの「子供の人生は親のコンプレックスを隠す道具ではない」発言に感嘆しました。
カルマ君との仲も特に疑問は感じてなかったのですが、「ああ、そういうわけがあったのか」と。ただ、渚君とカルマ君は「君」付けのまま呼び合ってる方が好きだったなー(笑)。
で。最終回で教育実習生になった渚君は「潮田」と名乗ってましたけど、中学時代に名乗っていた姓だから母親の姓ってことですよね。両親は結局やり直せなかったってこと?…いやいや、何年もかけて関係を修復してるってことでしょう、と考えておきます。
カルマ君
彼が初登場した時は、「教師を自殺に追い込んだ問題児かな?松井先生らしいキャラが出て来たな!」とワクワクしました。が、ことの真相が分かった当時は「松井先生もぬるくなったなー、規制が厳しくなったのかなー」と正直ガッカリしたのですが。後になってみれば「自殺まで追い込んだ問題児」でなくて良かったんだなと思いました。
茅野
いやーだまされてました、完全に。正体があかされた時、目玉ポーンとなりつつコミックスを読み返し、「あー!あれもこれもそれも伏線だったんだー!!」と驚いたもんです。巨乳に対する憎悪、水が苦手、バスケットボールを変形させる、死神に殴られても気絶しない(茅野以外の男子は全員気絶したのに)、甘いものが大好き、第一話で殺せんせーの紹介を聞いた時に一人だけ苦笑いなどなど…。清々しいほどの「やられたー!」体験でした。
烏丸先生
作品連載中、一番の関心事は「ビッチ先生との関係はどうなるのか」でした(笑)。あと、ネウロの笹塚刑事の前例があるので殉職もちょっと心配でした。バレンタインのプロポーズ回までは、「仮に烏丸先生が真面目にビッチ先生と付き合う気になったとしても、相手が相手だからハニートラップを疑われて無理だろうな…」と思っていたので嬉しい驚きでした。欲を言えば、ビッチ先生にデレるところも見たかったなぁ。プロポーズ回もデレと言えばデレだったけど、いつも通りのキャラでしたからね。
ビッチ先生
カルマ君と同じく、初登場時はガッカリしたキャラでした。凄腕の殺し屋だって言う割りに全然たいしたこと無いな、これじゃ「ネウロ」のアイさんの方が有能じゃないの、と。でも、ドロンジョ様ポジのキャラなんだと解釈してから大好きになりました(ビッチ先生の「殺し屋としてのスキルの凄さ」は最後までピンと来なかったですし)。ビッチ先生の過去や殺し屋になった経緯が某シラーさんと似通っていたので、彼と重ねて見ていたというのも理由かもしれません。シラーさんは何の救いも無い結末だったので、ビッチ先生には救いの手が差し伸べられて本当に良かったと思っています。
最後に。
漫画やアニメやゲームの作者(製作陣)は「親」であり、生まれた作品やキャラクターは「子供」なんだなと。生まれた子供全員を愛して立派に世に送り出す親もいれば、「溺愛する子」と「溺愛する子のために利用する子」を生み出してしまう親、わが子を溺愛するあまりモンスターペアレントになってしまう親もいる。そして生まれた子供は親を選ぶことが出来ないんですよね。子供の力(作品やキャラの人気やファンの声)で親を変えられる子供もいないわけではないけど、それはとてもとても難しい。子供や、子供の周囲の人の声(ファンの要望)に全く耳を貸さない親もいるからね。
…と、暗殺教室を読み始めた頃から最終回頃まで好きだったアニメやゲームや漫画を暗殺教室と比べながら思っていました。
松井先生はとても素晴らしい「親」なので、次の作品もきっと素晴らしいものでしょう。先生の新作を楽しみに待ちたいと思います。
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