思い立ったりアポロンだったりマジカルだったり

急に思い立って、サイキの小説「THE DARKNESS」をピクシブに投稿してます。SS書いてて詰まったときとか、ながらの作業中にちょいちょいとか、サイトに公開しているものをそのまんま投稿してます。本編と外伝合わせて全部で50エピソード位書いたんだよな…よくやったなぁ自分…。

そして「冥妃」のSSもちまちまと書いていまして、例によって話の本筋とは関係ないんですが海神トリトンとか弓と医術の神アポロンとか出してるんですが、「アポロン＝大人になりきれてない美少年」という漠然としたイメージがありまして、ちょうどサイキの小説を投稿してたせいで彼の口調がすっかり当サイトのエミリオに…。なんだか、脳内のアポロンの容姿が月桂樹の葉の冠をかぶった金髪エミリオ（16才版）になってしまいました。いや、私のイメージしてたアポロンはおかっぱ頭じゃなかった、はず…。

そして昨日の日記でも書いた「ハロウィンネタ」ですが、タナトスには（外見的に）子供の姿になって、狼の耳付けてもらおうかとか罰当たりなこと考えていたところ。某サイト様の「マジカル★せつな」が頭に浮かんで消えなくなってしまいました。やばい、妄想がさらに膨らんでさらに罰当たりに！！（笑）

死亡★遊戯

タナトス様のキャラソンをネタにしたSSを書きたいなぁとか思ってまして、漠然とアイデアはありまして、そうなったらタイトルは例によって漢字四文字だよなぁ、と思ったとたん、浮かんだのが日記のタイトルです（笑）。
DeadendGame、和訳して死亡遊戯。間に星を入れれば厨二感さらに倍率ドン！ｗ

SS更新、ちょっと飛ばしすぎたせいで13話の更新の目処がつきませんorz
もちっとペース配分考えないと。

そして今週のチャンピョン。
あまりにも雰囲気変わりすぎてびっくり＆なぜかウケるｗ
ドジッ子メイドさんがペ君に見えたりとか、セラフィナさん健在で時間軸的にいつごろなんだろうとか、ガーネットさん言うほど美人じゃないなーとか、双子神あたりが変装して舞踏会に来てないだろうかとか、そもそも今回の敵は冥闘士なんだろうかとか、いろいろ考えたデジェル編第一話でした。

つか、そろそろ冥界成分がほしいなぁ…。

ちょい足踏み＆拍手お返事

「冥妃」の12話部分に当たる部分をチマチマと書いていたのですが、変なところで躓いてしまいました。このシリーズを書き始めてから追加したエピソードだからなのか、漠然とイメージのあったオリンポスと冥界の神々の漫才ぽい掛け合いがうまくいきません…。粘るのはやめて一度寝て気持ちをリセットしてとりかかった方がいいのかなぁ…。


メッセージくださる方もポチしてくださる方もありがとうございます！おかげでやる気が収まる気配が見えませんぜHAHAHAHAHA!!

そんなこんなで拍手お返事。

タナカさま

はうああああ毎日のようにメッセージくださってありがとうございます。嬉しくて明後日の方に暴走しそうです…てか既に暴走してて、SSも暴走しててハッと我に返っては暴走して書いた部分をごそっと消しては唸る日々です（笑）。
双子神と夢の四神は公式で出番が少なかった（涙）分、自由な想像の余地があるので、書いてて本当に楽しいです。他の冥界の神々も実質オリキャラみたいなものなので、自分好みにキャラを肉付けして、ますます思い入れが深まっていきます。ああもうみんな可愛くてしかたねぇー！という思いで書いています（笑）。気にいっていただけて、同人冥利に尽きますです！

そういえば、柘榴のエピはアリーズではまるっとスルーされてましたね（今更気付いた）。まぁ話の都合上仕方なかったんでしょうが。当サイトのSSではスルーせずに柘榴のエピを入れますが、もちろんというべきか、原典のギリシア神話の「ハーデスがベルセフォネーの口にこっそり押し込んだ」「ベルセフォネーがのどが渇いて食べてしまった」とかいうエピソードはガン無視で行きます（笑）。
べルセフォネーがハーデスに好意を持つ経緯は納得していただけるか不安ではあるのですが…。「そういう形の恋の始まりもありかな」と思っていただけるよう頑張ります。


20時台の方

なんですとー！？プロメテウスが罰せられてるのは地上だったのですか！きいてないよー！（ｂｙダチョウ倶楽部）
…はい、ウィキを読んだのですが彼が罰せられてる場所の記載はなかったので、冥界だと信じ込んでいました…orz。ヘラクレスが冥界を訪れることもたびたびあったようなので、ヘラクレスが冥界に来た時に彼を助けたんだろうと見事に勘違いしてました。
えーと、まぁ、あれです、当サイトでは原作や原典の設定とかをまるっと無視することが多々ありますので、「星矢世界のプロメテウスは冥界で罰を受けている」ということで見逃してください。べ、べつに11話を書きなおすのが面倒くさいわけじゃないんだからね！（………）
当サイトは星矢コンテンツを立ち上げたときから原作も原典もガン無視して突き進んでおりますので、原典との矛盾や齟齬があっても「ああ、また自分設定全開で突っ走ってるんだな」と生ぬるーくスルーしてください…orz

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久々にチャンピョン感想

カルディア編最終回でしたね。
非常に少年漫画な展開だったな、とは思うのですが、語るほどの感想もないというのが正直なところです。熱心なファンとの温度差みたいなものを感じてしまいました…。

次回からはデジェルさんだそうで。
冥界のキャラ、誰か出てきてくれるかな…。双子神か夢の四神かハーデス（notアローン）が出てくれば一気にテンションあがるんですけどねー。

ええと、日付が変わったころか、明日の午前中に「冥妃」10話を上げる予定です。一つのエピソードを9話と10話に分割したので、9話が長かった分10話は短めですが…。
では、今から解説書いてきます！

神話と罪人と拍手お返事

日々、ガリガリSS書いてます。
んで、話の展開上特に必要というわけではなかったのですが、ギリシア神話でとくに有名な罪人の名前は何だっけと調べようとしたら…あれ？ギリシア神話を詳しく解説したサイトに罪人の話が載ってない…。

話に直接関係ないのでスルーして先に進めばよかったのですが、気になってあちこち調べたのですが結局見つからず、結構な時間を無駄にしてしまいました。どなたかわかるかたいたら教えてください…。
不死、あるいは死後の罰のため、永遠に終わらない責め苦を負わされているものの名前です。

10/1追記：教えていただきました！太字部分が教えていただいた情報です。

ゼウスに逆らった罪で天を支えている巨神→アトラス
人間に火を与えた罪で禿鷹に内臓を喰われている→プロメテウス
ゼウス、タナトス、ハーデス、ベルセフォネーを欺いた罪で永遠に山の上まで巨岩を運んでいる男→シジフォス王
親を殺した？罪で底の抜けたスプーンで水を汲み続ける三姉妹（？）→これはギリシア神話ではないかもしれないです。

わが子を面白半分に殺して神に捧げた罪で目の前にある飲み物や食べ物に決してが届かず、永遠に飢餓に苦しむ男→タンタロス。ちなみに彼の孫とミーノスの孫娘が結婚している。　ギリシア神話のミーノスはゼウスの息子であり、死後、冥界のスタッフ（笑）になったそうです。ちなみにラダマンティスとアイアコスもゼウスの息子（半神半人？）で、死後ｒｙ
自分をゼウスと呼ばせてその真似をした思い上がりの罪で、シシュポスの近くで焼き串を回す鬼に永劫に炙られている男→サルモネウス（シジフォスの弟）

娘のコロニスを殺したアポロンの神殿を破壊した罪で、目に見えぬ糸で中空に吊るされた岩の下に永劫に枷で手足を繋がれた男→プレギュアス
ヘラを誘拐しようとした罪で永劫に燃える火の車に鎖で繋がれた男→プレギュアスの息子・イクシオン
冥妃ベルセフォネーを誘拐しようとした罪で忘却の椅子に座りっぱなしにされた男→プレギュアスの息子・ペイリトオス　この話は当サイトの拍手お返事SS「答えは目の前に」でネタにしております。

貴重な情報、ありがとうございます！それにしてもギリシアの神々は拘束系の罰を与えるのがお好きですな（笑）。いやまぁ、動けないとか単純作業が延々続くのはすっごい苦痛ですけど。


拍手、ありがとうございます。いただくたびにSS書く小宇宙が燃え上がり、今日は暫定的ではありますが「冥妃」の11話に当たる部分を書きあげることができました！


そして拍手お返事。
27日11時の方

おおおおおお…いきなり反応ありがとうございます！
私がタナトス様大好きなので、作中のキャラは揃いも揃ってタナトススキーで、ひいきしすぎという自覚はあるのですが、もう自分の中でタナトスは人気者で確定してしまったのでこのまま突っ走る所存であります！

お察しの通り、私は腐女子を自称しながら自発的にはBLには萌えないという変異体であります。これで腐女子を自称していいのか悩むところです…（＝＝；）人さまの作品を拝見する時は年齢制限上等でウキウキと見に行くのですが、野郎カプは友情や絆に萌えるタチであります。
今まではまった作品では、男女でも野郎同士でも明確に「萌えカプ」があったのですが、星矢では例外的に「男女カプ」にも「野郎カプ」にも萌えずに双子神に萌えている感じです。色っぽい話をまじめに書くのは恥ずかしいのもあり、エロっぽい要素がからむ時は必ずギャグとセットになっていて、おかげで書く話書く話色気の欠片もありゃしない（苦笑）。
色恋において、タナトス様は俺様を地で行く攻タイプだと思ってるんですが、当サイトのSSではおとなしく受けてくれそうな女性はいませんなぁ…。ヘカーテ様もバリバリの攻タイプですしね（笑）。

閑話休題。

前置きが長くなりましたが、リクは「監禁されるタナトス様」ですか！こう書くとなんか誤解を招きそうですが、さらに誤解を招く書き方をすると、監禁されたタナトス様は手枷を嵌められていたそうですよ！
まぁ手枷を嵌められた経緯が、シジフォス王におだてられて「あの世での話のネタにしたいから、神様の道具の使い方を教えてくださいよ～」と頼まれて、自分で手枷を嵌めちゃったというのだからタナトス様ェ…。
ちなみにタナトスが監禁されたのは牢屋説と犬小屋説があるそうです。私は犬小屋説採用で行きます！（笑）
ドーベルマンみたいな凶暴な犬も、ケルベロスを飼ってるタナトス様にとってはただのワンコですよ！
メッセージを頂いて、タナトスが心配だけど動くに動けずやきもきするヒュプを想像して萌えました。SSを書く時はその辺の要素も入れたいなー思ってます。メッセージありがとうございました！

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キャラ説明間違えてた！

タイトル通り、星矢のキャラ紹介間違えてたことに気付きました。
しかもヘカーテ様の。「ウラノスやクロノスの血は引いていない」と記載してありますが、大間違いでした。ヘカーテの祖父母四神のうち三神がウラノスの子供です。

以下、自分的確認メモ。

ヘカーテの父：ペルセス。
思慮分別に長けて、全ての者に抜きん出ていた。
父方の祖父：クレイオス（ガイアとウラノスの息子）　星の神？
父方の祖母：エウリュビア（ガイアと海の神ポントスの娘）

ヘカーテの母：アステリア
母方の祖父：コイオス（ガイアとウラノスの息子）　天空の神？
母方の祖母：ポイベ（ガイアとウラノスの娘）　月の神？

つまり、ヘカーテの祖父母の四神のうち三神はクロノスの兄弟姉妹。
ヘカーテの両親はゼウスの従兄弟。
ヘカーテとアテナ、ベルセフォネーはハトコ同士。
ヘカーテとニケ、アルテミス、アポロンとは従兄弟同士。

なんとなくヘカーテはゼウスやハーデスと同年代かそれよりちょい上みたいなイメージがあったんですが、書き出してみると意外に若い世代なんですね。自分で確認してびっくりです。

キャラ解説を

書きなおそうと思いつつ、「冥妃」SSを書くのが楽しくてなかなか進まないうえ、今日はちょい別作業に時間を割く予定なので、いずれSSにしたい裏設定を覚書として書いておこうと思います。

時間軸的には「2012・再会」の後（つまり霊界の死神サミットが終わった後）、双子神は幻想郷に行って八坂神奈子・洩矢諏訪子の二神と会っています。彼女達に会った目的は「信仰を失って消えた神の話」を聞くためです。
ここで、人間から信仰されなくなって消滅した神がいるのは事実である、と知らされて彼らは愕然とするわけですね。

んで、二神がふたりに話した内容は主に以下の三つ。
「信仰は人間だけでなく妖怪から集めてもよい」
「信仰が高まれば高まるほど神の力は強くなる」
「『自分は神だ、崇めよ称えよ畏れよ』とふんぞり返っていれば信仰が集まる時代は終わった。人間や妖怪に頼りになる友人と思われ仲良くなることでも十分に信仰は集まる、今の時代はフレンドリーに接する方が信仰集めには合理的」

そして小難しいことは考えないタナトスは、「要するに、人間や妖怪と仲良くなると神は強くなる訳だな」と解釈したのです。ちょうど冥界と聖域の和解が成立して、否応にも人間（聖闘士）達と関わらなくてはいけないのなら、彼らと仲良くなって自分の力を強めようではないか。無論、「信仰が集まれば強くなる」のは日本の神には有効でも自分に有効かはわからない。でもやってみる価値はあるんじゃないか？と思ったわけです。

当サイトのSSで、和解成立後のタナトスが人間と割と仲良くしている理由はここにあります。で、聖闘士達とも冥闘士達ともネトゲのメンバーとも魔界の妖怪とも仲良くしてみたら予想以上に楽しくて、信仰が集まるかどうかはあまりこだわらなくなっています。

ちなみに。
タナトスの決心を一番後押ししたのは神奈子の言葉です。

「下らないプライドを捨てれば、人間や妖怪との友達づきあいは楽しいわよ。楽しければ細かいことはどうでもいいじゃない」

タナトスと神奈子は気が合いそうな気がします（笑）。

またやった

ブログの文章書いてから投稿ミスって全部消えるorz

ええと。
SSの更新が止まってますが、書き進めてはいます。けど、話の方向転換とか通して読むと不自然だったりとかタナトス目立ちすぎでヒュプノス空気とか、いろいろな部分のこじつけとか今後の方向性とか、書いては消し書いては消し、三歩進んで二歩下がる状態。

こ…ここさえ乗り切れば…。
と思いつつ、がんばっちょります。
先日拍手でメッセージいただいた、『ヒュプが猫耳付ける話』もネタが漠然とあるので詰まったときにブログでそのネタを書くかもしれません（笑）。

拍手お返事 その2

9月12日の方

メッセージありがとうございます！
お返事と、例によって妄想小話もついております！続きからどーぞ！

ご無沙汰しております。その節は、素敵なアイデアをありがとうございました！何だかもうすっかりあさっての方向に突っ走ってしまって、これでよかったのだろうかとドキドキしていたので、お気に召していただけたようで幸いです。
当サイトのヒュプノスは、「小姑」といわれるほど兄貴ダイスキーなのですが同時にツンデレ腹黒ドSなのであんな感じに。なので、報復をやるとなったら手加減なし容赦なしタナトスが泣くまでやりそうな気がします（笑）。
「怪盗」没部分ですが、あの後は「ヒュプノスがタナトスの武器をゲームの景品にする」という本編のラストに続きます。勝負はタナトスが勝ったんじゃないかなーと思います。ケーキの苺で仲直りしたかどうかは分かりません（笑）。

あと、ネコミミネタにもお言葉ありがとうございます！良いですよね猫耳！ヒュプにも猫耳…となると、確かにヘカーテ様にお出ましいただかねばなりませんね！事実上オリキャラのヘカーテ様が好意的に受け入れられてると思うと嬉しさ倍増です。

なんか、ヘカーテに猫耳を付けられて茫然としているヒュプを指さして大爆笑なタナトス（猫耳装着状態）を想像してニヤニヤしてしまいました。そこに誰かきたら…オネイロスだったら逃げようとして捕まって八つ当たり的に猫耳をつけられそう。パン太やエリスだったら爆笑しそう。ハーデス様は…にこにこしながら「余の分のネコミミはないのか？」と聞きそう（笑）。

そして、例によって下らない小話です。

　聖域との和解が成立してしばらく経った平和なある日。
　タナトスとヒュプノスは上司の女神ヘカーテに呼び出されて彼女の神殿を訪ねていた。
　にっこり、と音が出そうな満面の笑みでふたりを出迎えた女神を見た途端、双子神は嫌な予感が背筋を走り抜けるのを感じた。
　ヘカーテにしてもベルセフォネーにしても、満面の笑みはトラブルの前兆と相場が決まっている。
　出来る事なら今すぐ逃げたいが、逃げたところで状況は悪化するだけなので、仕方なくタナトスは口を開いた。

タナトス　「ヘカーテ様、俺達ふたりをお呼びとは一体どのようなご用件で？」
ヘカーテ　「フフフフフ。実はな、私宛に人間からの陳情が届いたのだ」
タナトス　「人間から、ヘカーテ様に？（ますます嫌な予感）」
ヘカーテ　「タナトス。先日、ベルセフォネーの店でお前が猫耳を付けられただろう？」
タナトス　「………。そのお話は無かった事にしたいのですが（凄い嫌な顔）」
ヒュプノス　「まさか、ソラがその一件を読み物にして公開したとか…」
ヘカーテ　「察しがいいな、ヒュプノス。その通りだ。それでな、その読み物を見た人間が、『是非、兄貴だけでなく弟にも猫耳を付けてくれ』と私に頼んで来たのだ。神たる者、人間の望みなどちょちょいのちょいで叶えてやらねば。な！（満面の笑み）」
双子神　「『な！』ではありません！！そんな願いは叶えてやらなくて結構です！！！」
ヘカーテ　「えー？だってもう用意してあるのにぃ～（ものすごい不満顔）」
双子神　「………（唖然）」

　ヘカーテは傍らに置いてあった馬鹿でかい紙袋をごそごそと探って猫耳ヘアバンドを二個取り出した。片方は銀の毛色、もう片方は金の毛色。勿論というべきか、『ぴるぴるぴる～と動く優れ物』である。
　彼女は無邪気な笑顔でヘアバンドを差し出した。

ヘカーテ　「というわけで、さぁ！」
双子神　「『さぁ！』ではありません！！」
ヘカーテ　「何故そんなに嫌がるのだ？タナトスが似合うのだから絶対にヒュプノスも似合うぞ。猫耳イケメン神様なんて美味しすぎて世の女達はお前達に萌え萌えメロメロ、信仰も集まってお前達の神格も上がろうと言うもの」
双子神　「いやいやいやいや、そういう方向は目指していませんので」
ヘカーテ　「あ、言い忘れていたがタダでとは言わぬぞ。お前達にコスプレさせるからには私もコスプレするから！」
双子神　「猫耳メイドですか？」
ヘカーテ　「いや、お前達もそれは見飽きただろう。次はこれだ！」

　ヘカーテは得意気な笑みを浮かべて紙袋をひっくり返した。
　出て来たのは、猫耳ヘアバンド、フリルがついた可愛らしいデザインのエプロン、男性用らしいワイシャツ、シマシマ柄のパンツ、ふわふわのファーがついた手錠、そしてピンクのナース服。

双子神　「………（ちょ、この組み合わせは…）」
ヘカーテ　「お前達が猫耳を付けるなら、私は猫耳裸エプロンか猫耳裸ワイシャツか猫耳ナースか、どれでも好きな格好でサービスしてやるぞ！オプションでシマシマ柄パンツとふわふわ手錠もつける！」
ヒュプノス　「…ヘカーテ様。私は一体どこからどう突っ込めばよろしいのでしょうか」
タナトス　「………………（真顔で沈黙）」
ヒュプノス　「ちょ、タナトス…何を悩んでいるのだ？まさかお前、こんな破廉恥で品の無い餌に釣られて猫耳を付ける気なのか？」
タナトス　「なっ！！ばばばばば馬鹿を言え！ヘカーテ様が余りにもとんでもない事をおっしゃるから驚いていただけだ！！（赤くなって思いっきり動揺）」
ヒュプノス　「………（凄い疑いの目）」
タナトス　「たっ、確かに俺は自分が猫耳萌えだと言う自覚はあるが、いくら何でもこんな餌に釣られたりは、しない…はずだ、と、思う…（自信なさげに小さくなる語尾）」
ヒュプノス　「………（凄いジト目）」

　そんな兄弟のやり取りを敢えてスルーして、ヘカーテはシャツやナース服を身体に当てながら何気ない風に言った。

ヘカーテ　「ところでヒュプノス。ちょっとした耳より情報なのだが」
ヒュプノス　「何です」
ヘカーテ　「パシテアも猫耳をいたく気に入ったようでな。私が奴に似合いそうな猫耳とコスプレ衣装を送ったら、写真を撮って送って来たのだ。いやぁ、さすが典雅の女神だな、あんな格好もこんなポーズも溜息ものだったぞ。『恥ずかしいから夫には見せないでくださいね』と念押しされたので今まで黙っていたのだが…お前が猫耳を付けてくれたら、私は嬉しさのあまりはしゃいでしまって、パシテアのコスプレ写真のデータが入ったUSBメモリをウッカリお前の神殿に忘れてしまうかもしれないなー（凄く嬉しそうにニヤニヤ）」
ヒュプノス　「…………（汗タラリ）」
タナトス　「………（俺も馬鹿だがこいつも大概だな…）」
ヘカーテ　「ま、気が変わったらいつでも私を訪ねて来るが良い。折れるなら早い方が良いぞ、私は先に折れて来た方を仲間にしてもう片方に猫耳を付けに行くからな！（フフフフフフ）」
双子神　「…………」

　双子神は互いの腹を探るような猜疑の眼で互いを見て、複雑極まりない表情でヘカーテ神殿を出て行った。



　双子神にも、「男子のシタゴコロ」みたいな弱みがあったらいいと思うんだ。

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1日遅れて

冥王様、お誕生日（仮）おめでとうございます。
SSの1本くらい書くべきじゃないかとか思ってたのに何もせずに終わってしまって、祝辞も1日遅れだZE!いやあの、昨日は急な来客があったのですよ…。

しかし、冥王誕の企画とか立ち上がるかなと思ったのですがなかったな～という話を相方にしたところ。

「だってハーデスってさ、話の最後にちょろーっと出てきて、エリシオンに追い返されたり丸いもので刺されるだけのキャラじゃん。そもそもファンが少ないんじゃないの」

　という、身も蓋もないコメントが返ってきました。否定できないのがまた辛い（苦笑）。
　双子神は冥王の誕生日祝ったんでしょうか。それとも冥王軍が盛大にパーティーやって、彼らは後ろで見てるだけだったんでしょうか。
　三人だけで小さなケーキを囲んでささやかにお祝い、というのも萌えますけどね！