漫画やアニメに出て来る料理を再現したり、萌え語りをしたり、日々の徒然を書き綴ったりするブログ。
唐突ですが、シラーさんは本当にあの池ポチャで終わりなのか非常に気になります。掘り下げようと思えばいくらでも掘り下げられるキャラだと思うんですよね。マルスについた理由は「だって死にたくないし」だったのは確かにあるだろうけど、そこに至るまでの諸々の信念とか考えとか、マルスに共感したこともあったろうし、ユナの主張を「甘い」と切り捨てたからにはそう言いきるだけの体験をしてたんだろうし。
元自衛隊の人だったかな?が言ってたのですが「武装するのは悪い事ではない。武装していない、丸腰だから他者から舐められ喧嘩を売られるのだ。武装した強面の筋骨隆々の大男に進んで喧嘩を売る馬鹿がいるか。自分は強いぞ、とアピールする事は無駄な戦いを避ける手段である」的な内容だったと思います
。シラーさんもこんな信念を持ってたらな、と思うのです。「コイツにはとてもかなわない、喧嘩は売らないでおこう」と皆が思うほど圧倒的な力を持つ者が世界を支配すれば、世界から争いは無くなると信じてたかもしれないな、と。事実骨折りマニアのハビさんもマルスの強さに圧倒されて不戦敗だったわけですし。
勿論それは歪んだ恐怖政治なんですけど、歪んだ世界で生きて来たシラーさんはそれが歪んだ理想だと気付かないまま、マルスに従ってたとか。んで、それに対してユナが「力と恐怖で人を押さえつける平和なんて偽物よ!」と言って、それに対して「甘いんだよ君は」だったらシラーさんの印象はガラッと変わったと思うですよ。理想の信念と現実的な信念のぶつかり合い。曲がりなりにも黄金聖闘士だったら、闘う理由に「だって死にたくないし」があってもいいけど、「世界平和」も掲げて欲しかったなと思うのです。たとえそれが非常識でも、歪んでいても、自分は世界平和のために戦ってると心の底から信じていた、という描写が欲しかった。
星矢と言うアニメですから、綺麗事の理想を掲げる主人公側が勝利でOKですよ。ユナの年齢も綺麗事の理想を信じてる歳だし。つまり何だ、Ωの黄金は個人的理由が強すぎた。ハビさんもパラさんもシラーさんもイオニアも多分時貞も。個人的理由もキャラの味付けとして非常に良いと思うのだけど、「個人的理由『しか』なかった」と言うのが痛い。かくかくしかじかの個人的理由に基づく理想の平和をマルスなら実現してくれると思ったからマルスについた、実は彼なりに「理想の平和な世界を築くための変革」を望んでいたからこそ、強い信念を持ったマルスに心酔してしまった…という描写をしてほしかった。
シラーさん、過去を語った時でも覚醒ユナと対峙した時でもいいから、「強き者が世界を統治すれば争いは起こらない。戦争も起こらない。僕のような戦災孤児も生まれずに済むんだ。その改革には弱き者の犠牲が必要なんだ」とでも言ってれば印象違ったよ本当。デスノで言うところの初期キラ(月)の信念を主張してれば、共感はされなくても一定の理解は得られたと思うのです(ユナじゃ無く視聴者の)。
その「死にたくないし」も、シラーさんを生き延びさせるために死んだ両親が「お前は生きろ」と最後に願ったからとか。両親は健在だけど両親に愛されなかったパラさんと対比で、両親は死んでしまったけど両親に愛されていたシラーさんと言うね だったら「また過去語りかよ」と言われなかったと思うですよ。
つまりシラーさんカムバック。「蟹は甲羅を脱いで生まれ変わる」というヘンテコな伝説も復活の伏線だったら良いのに。
続きでマルス様についてちょっと。
元自衛隊の人だったかな?が言ってたのですが「武装するのは悪い事ではない。武装していない、丸腰だから他者から舐められ喧嘩を売られるのだ。武装した強面の筋骨隆々の大男に進んで喧嘩を売る馬鹿がいるか。自分は強いぞ、とアピールする事は無駄な戦いを避ける手段である」的な内容だったと思います
。シラーさんもこんな信念を持ってたらな、と思うのです。「コイツにはとてもかなわない、喧嘩は売らないでおこう」と皆が思うほど圧倒的な力を持つ者が世界を支配すれば、世界から争いは無くなると信じてたかもしれないな、と。事実骨折りマニアのハビさんもマルスの強さに圧倒されて不戦敗だったわけですし。
勿論それは歪んだ恐怖政治なんですけど、歪んだ世界で生きて来たシラーさんはそれが歪んだ理想だと気付かないまま、マルスに従ってたとか。んで、それに対してユナが「力と恐怖で人を押さえつける平和なんて偽物よ!」と言って、それに対して「甘いんだよ君は」だったらシラーさんの印象はガラッと変わったと思うですよ。理想の信念と現実的な信念のぶつかり合い。曲がりなりにも黄金聖闘士だったら、闘う理由に「だって死にたくないし」があってもいいけど、「世界平和」も掲げて欲しかったなと思うのです。たとえそれが非常識でも、歪んでいても、自分は世界平和のために戦ってると心の底から信じていた、という描写が欲しかった。
星矢と言うアニメですから、綺麗事の理想を掲げる主人公側が勝利でOKですよ。ユナの年齢も綺麗事の理想を信じてる歳だし。つまり何だ、Ωの黄金は個人的理由が強すぎた。ハビさんもパラさんもシラーさんもイオニアも多分時貞も。個人的理由もキャラの味付けとして非常に良いと思うのだけど、「個人的理由『しか』なかった」と言うのが痛い。かくかくしかじかの個人的理由に基づく理想の平和をマルスなら実現してくれると思ったからマルスについた、実は彼なりに「理想の平和な世界を築くための変革」を望んでいたからこそ、強い信念を持ったマルスに心酔してしまった…という描写をしてほしかった。
シラーさん、過去を語った時でも覚醒ユナと対峙した時でもいいから、「強き者が世界を統治すれば争いは起こらない。戦争も起こらない。僕のような戦災孤児も生まれずに済むんだ。その改革には弱き者の犠牲が必要なんだ」とでも言ってれば印象違ったよ本当。デスノで言うところの初期キラ(月)の信念を主張してれば、共感はされなくても一定の理解は得られたと思うのです(ユナじゃ無く視聴者の)。
その「死にたくないし」も、シラーさんを生き延びさせるために死んだ両親が「お前は生きろ」と最後に願ったからとか。両親は健在だけど両親に愛されなかったパラさんと対比で、両親は死んでしまったけど両親に愛されていたシラーさんと言うね だったら「また過去語りかよ」と言われなかったと思うですよ。
つまりシラーさんカムバック。「蟹は甲羅を脱いで生まれ変わる」というヘンテコな伝説も復活の伏線だったら良いのに。
続きでマルス様についてちょっと。
マルスと言うかルーさんもね。アレ見た時、最初に思い出したのがサイキのゲイツでした。妻子が超能力者に殺された、だから超能力者を憎むようになって自分の体をサイボーグに改造して超能力者に闘いを挑むようになった…非常に分かりやすいです。勿論、超能力者側にも言い分はある。自分達は長い間人間に差別され、実験動物にされた者もいる。だから人間が憎い、滅ぼしてやる。第三者から見れば「おいおい」なんですけど、そこまで考えが飛躍するのもやむなしと思える説得力あるエピソードもきちんとある。ルーさんはもうちっと説得力が欲しかった。愛妻を失って復讐に走ってもむなしさと世界への疑問と憎しみが募るばかり…というところにメディアが現れて「世界を変える力が欲しくないか?」と唆してマルスを憑依させたとかなら説得力あったと思うんだけどな。あと、奥さん亡くなって割とすぐメディアと「再婚」してるのも「え?そんなすぐ奥さん忘れちゃったの?」と思ってしまうので、メディアが(封神演義のだっきみたいに)誘惑の魔法をかけたとか、そう言うエピがあってもよかったんじゃないでしょうか。何かこう、Ωは惜しい。敵方は良いキャラ揃ってるのに、素材は良いのに、料理の仕方と言うか味付けと言うか盛り付けが非常に惜しい。隠し味を隠し過ぎた。勿体ない、の一言に尽きる。Ω黄金の大半とボス連中が悉く惜しい、勿体ない。
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