漫画やアニメに出て来る料理を再現したり、萌え語りをしたり、日々の徒然を書き綴ったりするブログ。
昨日のSSの続きです。
書ききれなかった終盤部分なので短いですが、ある意味すき焼きよりこっちが書きたかったのかもしれない(笑)。
ハーデス様の「余も一緒に猫耳執事のコスプレするから、それなら良いだろう?」発言が浮かんだ時、自分で自分のネタに笑い死にかけました(笑)。
誰か書いてくれないかな、冥王+双子神の猫耳執事…。
SSの続きは続きから。
誤字脱字の確認後、ピクシブにも投稿予定です。
書ききれなかった終盤部分なので短いですが、ある意味すき焼きよりこっちが書きたかったのかもしれない(笑)。
ハーデス様の「余も一緒に猫耳執事のコスプレするから、それなら良いだろう?」発言が浮かんだ時、自分で自分のネタに笑い死にかけました(笑)。
誰か書いてくれないかな、冥王+双子神の猫耳執事…。
SSの続きは続きから。
誤字脱字の確認後、ピクシブにも投稿予定です。
…お腹一杯、もう入らないと言いながら、神々は食後のデザートの蒟蒻ゼリーを食べながらだべっていた。
タナトス 「日本にはすき焼き以外にも水炊き、ちゃんこ、よせ鍋と色々な鍋料理があるそうだ。最近はキムチ鍋やトマト鍋、カレー鍋などと言う変わり種もあるそうだぞ。せっかくだからこの冬は鍋三昧といこうではないか」
エリス 「さんせーい!次に鍋やる時は私も呼んでねっ!」
ヒュプノス 「では次は私がタナトスと一緒に招待する側になるとするか」
ヘカーテ 「何だヒュプノス、私の鍋奉行補佐ポジションを狙っているのか?(ニヤニヤ)(猫耳ぴるぴる)」
夢の四神 「(ヒュプノス様、まーたヘカーテ様に対抗意識燃やして…)」
エリス 「えー?ヘカーテさんはともかく、ヒュプ兄の猫耳メイドコスなんて見たくないんだけど(嫌な顔)」
ヒュプノス 「誰がするか、そんな格好!!(真顔)」
ヘカーテ 「そうだな。男のお前がコスプレするならメイドではなく執事が相応しかろう」
ヒュプノス 「何故コスプレが前提なんです?(ジト目)」
…一連のやりとりを笑い転げて聞いていたタナトスが、笑いすぎて浮かんだ涙をぬぐって銀色の眼をくるりと回した。
タナトス 「そう言えば我々は霊界の招待に与ってばかりだな。個人的とはいえ俺達兄弟とコエンマは同盟を結んだ仲、霊界の連中を一度冥府に招待するのが礼儀ではなかろうか」
ヒュプノス 「そうだな。仰々しい招待ではあちらも気を使うだろうが、鍋パーティーをするから食べに来ないかと誘えば気軽に来てくれるであろう」
ハーデス 「コエンマとぼたん…確か日本の閻魔と死神であったな。余も一度彼らには会ってみたいと思っていたのだ」
タナトス 「ハーデス様も乗り気でおいでなら、早速コエンマに打診してみましょうか」
ヘカーテ 「で、お前達兄弟が猫耳メイドコスで出迎えるのか?(ニヤニヤ)」
双子神 「「出迎えません!!」」
エリス 「だよねー。ヘカーテさんがさっき言ってたけど、兄貴達がコスプレするなら猫耳メイドじゃなくて猫耳執事でしょ」
タナトス 「執事はともかく何故そこまで猫耳に拘る!一度離れろ、猫耳から!!(ブチキレ)」
ヒュプノス 「『執事はともかく』などと要らん言葉を入れるな、タナトス!そんな迂闊な事を言うとヘカーテ様とエリスが執事のコスプレ衣装を買ってくるぞ!(マジギレ)」
ハーデス 「まぁまぁ落ち付け二人とも。そんなに怒鳴らずとも良かろう」
ハーデスがにこにこ笑いながら双子神をなだめて、誰も予想していなかったトンデモ爆弾発言を無邪気な笑顔で口にした。
ハーデス 「余も一緒に猫耳執事のコスプレをしてやるから。そしてヘカーテとエリスは猫耳メイドのコスプレをするから。それなら問題なかろう?」
…間。
エリス 「あっははははは!!そうきたかぁぁさっすがハーデス様!!いいね、それ!(足をバタバタさせて大爆笑)」
タナトス 「ちょ、待て、待て待て待て待て待て待て待て待って下さい!!!何がどうなったらそうなるのです!一体どこが『問題ない』のです!?むしろ問題しかないと思いますが!!!(滝汗)」
ヒュプノス 「ハーデス様、酔ってますね?間違いなく酔ってますね!?思考回路が冷静じゃないですね!!??霊界の最高責任者を冥界の王が招待するのです、そんなふざけた格好で出迎えては失礼にあたるでしょう!!(滝汗)」
ハーデス 「そんなに心配されるほど酔ってはいないと思うが(首を傾げる)。冥界から霊界への正式かつ仰々しい招待ではなく、お前達兄弟が仲の良い友人を夕食に招待するというスタンスなのだろう?コスプレ程度の遊び心はあって良いのではないか?(素で不思議そう)」
ヘカーテ 「そうだな。コエンマもぼたんも洒落の分かる連中だ、むしろ奴らの分もコスプレ衣装を用意しておけばノリノリで着てくれると思うぞ(ニヤニヤ)(猫耳ぴるぴる)」
タナトス 「いやいやいやいや。百歩譲って執事とメイドは分かるとして、何故猫耳なんです。どこに猫耳をつける必然性があるのです?要らないでしょう、猫耳は!!(拳で卓を叩いて立ち上がる)」
ヒュプノス 「譲るなタナトス!!そこで執事とメイドを譲ったらなし崩し的に猫耳も譲る羽目になるぞ!!(椅子を蹴立てて立ち上がる)」
夢の四神 「(これは…止めに入るべきか、スルーすべきか…我々はどうすべきだ?)」
夢の四神は食べかけの蒟蒻ゼリーを手に顔を見合わせた。
自分達が双子神側についてなだめれば冥王と女神達は猫耳装着を諦めてくれるかもしれないが、ハーデスはともかく女神達は相当むくれてふくれるだろう。そうなったら色々と面倒くさい。かと言って全てをスルーしてこの場を去れば、双子神は押し切られて猫耳執事のコスプレをする羽目になるに違いない。そうなったら『何故あの時我々の味方をせずに逃げた?』と八つ当たり的に叱責を受ける事は容易に想像できる。臍を曲げた兄神達(特にヒュプノス)は何気にヘカーテより厄介だ。
しかし、上司であるハーデスやヘカーテの意向を拒否するのもどうかと思うし、冥王と双子神の猫耳執事は確かにアリだと内心こっそり思う。けど、うっかりコスプレに賛成したら『ではお前達も猫耳執事のコスプレをしろ!』と言われる可能性も大いにある。傍から眺める分には構わないが当事者になるのは本気で遠慮したい。
双子神と女神達、どちらに味方してどう行動すれば要らぬ火の粉を被らずに済むか…夢の四神は食後のデザートの蒟蒻ゼリーを黙々と食べながら悩み続けたのだった。
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