漫画やアニメに出て来る料理を再現したり、萌え語りをしたり、日々の徒然を書き綴ったりするブログ。
竜樹さんがサイキで活発に活動されてて、その波動(?)がいい刺激になってます。リネが楽しいのでついそっちばかり(と言っても1~2時間なのですが)遊んでいるのですが、サイキのSSも書かないと・・いや、「書かないと」というのも変なんですが、SSを仕上げないと次に行けないですからね!
というわけで数日前の続きを。
SSは続きからどうぞ。
というわけで数日前の続きを。
SSは続きからどうぞ。
約束の時間までまだ20分あったが、どうにも待ち切れず落ち着かず、マイトは研究所兼自宅の駐車場で刹那を待つことにした。
研究所職員の車が入ってくるたびにビクリとし、時計を見、かばんの中身を確認すること十数回。苦笑交じりでブラドが隣に来てから10分ほど、約束の時間を5分ほど過ぎてようやく、刹那の運転するワンボックスが見えた。
思わずマイトが走り寄ると、車の窓が開いて刹那が片手をあげた。
「すまんな、少し遅れた。待ったか?」
「少し」
「30分は経ってないかな」
「それは悪かったな。どいつもこいつも準備が遅くて・・」
ブラドの言葉に、刹那が申し訳なさそうに口を開いた途端。
「やっほー、マイト!昨夜はちゃんと眠れた?緊張して眠れなかったから今になって眠たくなったりとかしてないでしょーね?」
運転席にいる刹那を押しのけるようにして、黒髪の少女が顔をのぞかせた。刹那と栞の娘であり、マイト同様に特殊部隊への入隊が事実上決定しているサイキッカー・・神那だ。
なんでお前まで一緒なんだよ。
思わず文句を言いかけて、彼女がスカイブルーのセーラー服に黄色いリボンという制服姿だと気付いた。
「行く途中で、神那を学校に下ろしていくんですね」
「何を寝ぼけたこと言ってるのよ、マイト?私も軍の見学に行くの!」
「は?なんで?」
「うっさいわね!寝言を言ってる暇があるならさっさと乗りなさい!時間がないんだから!」
「時間をなくした原因のお前が言うな。・・詳しいことは運転しながら話すから、とりあえず乗ってくれ」
娘を助手席に押し戻し、刹那は後部座席を指差した。
ドアを開けると既に先客がいた。
冷やかな翠の髪を首の後ろで束ねた細身の男と、額から片目にかけて大きな傷のある大男。
20年前の新生ノア崩壊時に行方不明になり、先日のマイトの誕生日にひょっこり戻ってきた刹那とブラドの「元同僚」ことエミリオとガデスだ。
エミリオは刹那と似たようなシャツとネクタイ、スラックスというビジネスマン風の姿で、ガデスはカジュアルなジャケットにカーゴパンツ、ブーツといういでたちだ。
研究所職員の車が入ってくるたびにビクリとし、時計を見、かばんの中身を確認すること十数回。苦笑交じりでブラドが隣に来てから10分ほど、約束の時間を5分ほど過ぎてようやく、刹那の運転するワンボックスが見えた。
思わずマイトが走り寄ると、車の窓が開いて刹那が片手をあげた。
「すまんな、少し遅れた。待ったか?」
「少し」
「30分は経ってないかな」
「それは悪かったな。どいつもこいつも準備が遅くて・・」
ブラドの言葉に、刹那が申し訳なさそうに口を開いた途端。
「やっほー、マイト!昨夜はちゃんと眠れた?緊張して眠れなかったから今になって眠たくなったりとかしてないでしょーね?」
運転席にいる刹那を押しのけるようにして、黒髪の少女が顔をのぞかせた。刹那と栞の娘であり、マイト同様に特殊部隊への入隊が事実上決定しているサイキッカー・・神那だ。
なんでお前まで一緒なんだよ。
思わず文句を言いかけて、彼女がスカイブルーのセーラー服に黄色いリボンという制服姿だと気付いた。
「行く途中で、神那を学校に下ろしていくんですね」
「何を寝ぼけたこと言ってるのよ、マイト?私も軍の見学に行くの!」
「は?なんで?」
「うっさいわね!寝言を言ってる暇があるならさっさと乗りなさい!時間がないんだから!」
「時間をなくした原因のお前が言うな。・・詳しいことは運転しながら話すから、とりあえず乗ってくれ」
娘を助手席に押し戻し、刹那は後部座席を指差した。
ドアを開けると既に先客がいた。
冷やかな翠の髪を首の後ろで束ねた細身の男と、額から片目にかけて大きな傷のある大男。
20年前の新生ノア崩壊時に行方不明になり、先日のマイトの誕生日にひょっこり戻ってきた刹那とブラドの「元同僚」ことエミリオとガデスだ。
エミリオは刹那と似たようなシャツとネクタイ、スラックスというビジネスマン風の姿で、ガデスはカジュアルなジャケットにカーゴパンツ、ブーツといういでたちだ。
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