漫画やアニメに出て来る料理を再現したり、萌え語りをしたり、日々の徒然を書き綴ったりするブログ。
現在サイトで連載している「THE DARKNESS」の続きをチマチマと書いていまして、やっぱりイメージが固まってる部分はサクサク書けますね。
ノア崩壊と言う長いエピソードの前半の山場を書き終えました。一気に書いて確認したら、前半部分だけで3話使いそうですorz
後半との繋ぎ?に1話、別の場面を1〜2話使って書いて、後半の山場が2〜3話かな?ノアの崩壊に10話くらいかけそうな気がします(@@;)。
話の内容が内容だけにテンション下げつつ、悩んでカットした部分をのせておきます。「ノアでは…」の次の24話のネタバレを含むかもなのでご注意。
ノア崩壊と言う長いエピソードの前半の山場を書き終えました。一気に書いて確認したら、前半部分だけで3話使いそうですorz
後半との繋ぎ?に1話、別の場面を1〜2話使って書いて、後半の山場が2〜3話かな?ノアの崩壊に10話くらいかけそうな気がします(@@;)。
話の内容が内容だけにテンション下げつつ、悩んでカットした部分をのせておきます。「ノアでは…」の次の24話のネタバレを含むかもなのでご注意。
らしくもなくずっと深刻な顔をしていたウエンディーが顔を上げて大人達を見た。
「刹那さん、ブラドさん、ガデス」
「何だ?」
「何で俺だけ呼び捨てなんだよ…」
「私達、必ずバーンを助けるから。そして、3人で一緒にキースを助けるから。だから…」
ウエンディーは泣き出したいのを必死で堪えているような顔で訴えた。
「レジーナさんとカルロさんを、助けてあげて…!」
「…!」
「…………」
刹那は言葉に詰まり、ガデスは困った顔で頭を掻き、セカンドのブラドはただ薄く笑った。
しばしの沈黙の後、最初に口を開いたのはガデスだった。
「悪ぃがウエンディー、俺らは軍人サンなんだよ。上からの命令には絶対服従なんだなぁ。ま、この場で『上』と言ってもこの刹那なんだけどよ」
「刹那さん、お願いします。何とか、あの二人を殺さずに済むようにして下さい」
「…………」
「刹那さんだって、レジーナさんを殺したくなんてないでしょう?レジーナさんだって刹那さんと戦いたいはずがないわ、だってあの人はきっと…」
ウエンディーは言いかけて言葉を切った。
何も言えない刹那を横目で見遣って、クク…とブラドが含み笑った。
「生憎だなァ、ウエンディー。刹那はもっとお偉い奴から『ノアのサイキッカーが抵抗したら殺せ』って命令されてるんだよ。逆らったらコイツの首が飛ぶほどお偉い奴からなァ。手前ェの出来る事はカルロやレジーナの考えが変わるッつー奇跡を祈る事だけだ。ま、精々祈ンな、神様とやらによ」
「努力しないと神様だって助けてくれないわ!」
「お嬢ちゃんよぉ、これだけ寛大な対応してやったのにまーだ頑固に意地張ってる奴らにこれ以上何を努力しろってんだぁ?」
「…俺達が奴らに遭遇した時は、状況に応じて、命令の範囲内で最大限の努力をする。今の俺にはこれ以上お前の期待に添える台詞は言えん」
刹那は苦しく言葉を押し出した。
それが彼なりの最大の思いやりであり、同時に理屈と感情のギリギリの落としどころなのだろうと察しがついたガデスとブラドは何も言わず口を噤んでやることにした。
努力すると言ったところで、顔を合わせた途端に彼らが襲い掛かってくれば殺す以外の選択肢は無いことくらい刹那も理解しているのだから。
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