漫画やアニメに出て来る料理を再現したり、萌え語りをしたり、日々の徒然を書き綴ったりするブログ。
久々に苦しみまくって中々仕上がらなかったのですが、コラボの29話目更新です。蝶様の描かれるヘカーテ様は肌の露出が多いのにいやらしさがなくてとても魅力的だと思うのです。大胆に空いた胸元がいつも素敵ですムフフ。
当初の予定では1本にまとめたかったのですが、長くなってしまったので「帰還前夜」の話は29・30話に分割しました。上手くいけば31話で蝶様双子神が帰還、32・33話をエピローグでゴール!の予定です。9月中に完結させたいですハイ…。そして10月の私の誕生日までに、某様の誕生日に差し上げたかった「契約」後半を描きあげたい所存。
↓で難産してると書いた「契約」バッドエンドの冒頭部分が何とか満足のいく形でかけたので、嬉しさ余ってちょっとお披露目しようと思います。
*年齢制限がかかる描写はありませんが、バッドエンドルートの双子神なので私が普段描いているSSとはキャラが違います。半端ないクズっぷりです。「契約」前編をお読みになり、「この程度のえげつなさなら大丈夫」と思った方のみ続きからどうぞ。
当初の予定では1本にまとめたかったのですが、長くなってしまったので「帰還前夜」の話は29・30話に分割しました。上手くいけば31話で蝶様双子神が帰還、32・33話をエピローグでゴール!の予定です。9月中に完結させたいですハイ…。そして10月の私の誕生日までに、某様の誕生日に差し上げたかった「契約」後半を描きあげたい所存。
↓で難産してると書いた「契約」バッドエンドの冒頭部分が何とか満足のいく形でかけたので、嬉しさ余ってちょっとお披露目しようと思います。
*年齢制限がかかる描写はありませんが、バッドエンドルートの双子神なので私が普段描いているSSとはキャラが違います。半端ないクズっぷりです。「契約」前編をお読みになり、「この程度のえげつなさなら大丈夫」と思った方のみ続きからどうぞ。
「しばらくは退屈せずに済みそうだな、ヒュプノスよ」
エリシオンの花園が一望できるテラスの長椅子に腰を降ろしたタナトスは、楽しくてたまらないと言いたげな笑みを浮かべてヒュプノスに声をかけた。
兄神の言葉に曖昧な笑みを浮かべながら、弟神はニンフに用意させた紅茶のカップと茶菓子を卓に置いた。
楽しい悪戯を画策している顔でビスケットに手を伸ばすタナトスに複雑な眼をやり、ヒュプノスは兄の隣に腰を降ろしながら普段と変わらぬ平坦な声をかけた。
「それで、どうするつもりなのだタナトスよ」
「ん?」
「捕らえたアテナのことだ。このままお前の神殿で飼うつもりか?」
「フフ…あれは滅多に手に入らぬ面白い玩具だぞ。乙女の純潔を力づくで奪ったらどんな反応をするのかも興味深いが、それで呆気なく壊れてしまっては面白くないからな。ここはひとつ、お前のやり方に則ってじわじわと行こうかと思っている」
「…つまり手元に置いて飼うということだな」
ヒュプノスが僅かに眼差しを曇らせると、小動物を嬲り殺しにする無邪気な子供のような笑顔でタナトスはビスケットを噛み割った。
「飼うと言っても、次の聖戦が始まるまでの間…精々二百年だ。特に問題はあるまい」
「…では、永遠に飼う気はないのだな」
「当たり前だろう。次の聖戦が始まるまでの暇潰しだ」
「そうか。ならば良い」
最愛の兄神が敵である戦女神にのめり込むのではないか…という懸念は杞憂だったと分かり、金の神は安堵の息を漏らして紅茶のカップを口元に運んだ。
あくまでも時間潰しの戯れだと言うのなら兄の遊びに付き合う事に吝かではない。
ヒュプノスは口元に穏やかな笑みを浮かべてタナトスに尋ねた。
「では、具体的な作戦内容を伺おうか」
「そうだな、まずは肉の快楽と蜜の味を処女神の体に覚えさせるところから始めるか。一度覚えた蜜の味は忘れられぬ…繰り返し与え続ければ、やがて自ら蜜を乞うようになろう。あの誇り高き処女神が快楽への欲求に負けて、屈辱に顔を歪めながら我々の足元に這いつくばり、自分から身体を開いて蜜を乞う姿…見たいと思わぬか?ヒュプノス」
眼を輝かせて楽しげに話すタナトスの姿に、ヒュプノスは微かに笑みを浮かべてビスケットを取り口に咥えた。菓子を口に咥えたまま眠りの神がついと身を乗り出すと、死神は当たり前のように弟が咥えたビスケットを齧った。
そのまま自然な仕草で唇を重ね、アテナに口付けた時よりずっと優しい所作で弟の唇についたビスケットの屑を舐め取ったタナトスは、自身の唇を指でぬぐいながら底知れぬ闇を孕んだ目をスッと眇めた。
「じっくり愛でてやろうではないか、ヒュプノスよ…アテナが我等の足元に傅いて快楽を求め、心も誇りも壊れるまでな」
恐ろしいほど冷ややかで甘い死の神の言葉に、眠りの神はどこまでも穏やかな笑みを浮かべて躊躇うことなく頷いた。
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