漫画やアニメに出て来る料理を再現したり、萌え語りをしたり、日々の徒然を書き綴ったりするブログ。
そーいえば手代木星矢が月刊誌に移動だそうですね。手代木さんご本人が体力的にかなりきつそうなことはブログでおっしゃってて、確かにそうだろうなとは思うし、妥当な選択だとは思います。思うんだけど…月イチになるのは寂しい気分。しかも月刊誌じゃ立ち読み難しそうだし…コミックス派になっちゃうかなぁ?双子神が出るなら買うんですけどね(笑)。
そして再開が6月でしたっけ?ちょっと遠いなぁ…。
そして主役は童虎ですか。彼は終盤だと思ってたのでちょっと意外。
んで。
タナトス+マニさんのSSをつらつらと考えていて、その終盤の展開が気に入ったのでメモ的に書いておきます。公開時には変わるかもしれませんが、まぁメモと言うことで。
↓のブログで描いた、「マニさんがタナトスのマネージャーやってる」設定を踏まえた話です。
そして再開が6月でしたっけ?ちょっと遠いなぁ…。
そして主役は童虎ですか。彼は終盤だと思ってたのでちょっと意外。
んで。
タナトス+マニさんのSSをつらつらと考えていて、その終盤の展開が気に入ったのでメモ的に書いておきます。公開時には変わるかもしれませんが、まぁメモと言うことで。
↓のブログで描いた、「マニさんがタナトスのマネージャーやってる」設定を踏まえた話です。
ふと疑問を感じて、マニゴルドはタナトスの背に声をかけた。
「なぁタナトス様。アンタ、自分の管轄外の人間でもいつ寿命が来るのか分かるのか?」
「俺を誰だと思っている?ただの死神ではない、『死そのもの』の神だぞ」
「…じゃあさ、マジで素朴な疑問なんだけどよ」
マニゴルドは頭に浮かんだ疑問をそのまま死の神に投げた。
「俺がいつ死ぬかも分かるワケ?」
「…実に下らぬ問いだ。正に愚問だな」
「ああ?………」
文句を言いかけたマニゴルドは、振り向いたタナトスが笑っていないことに気付いて口を噤んだ。
傾きかけた太陽の光が銀色の髪を輝かせ、完璧なラインを描く輪郭を彩っている。表情を無くした透明な貌の死の神は息を呑むほど美しくて、その姿を直視することすら躊躇われる。
近づくことすら出来ずに立ちつくす彼に、銀の神は感情を孕まない眼で形の良い唇を淡々と開いた。
「三日後だと言ったらどうする?自暴自棄になるのか?二百年後だと言ったら?自堕落に生きるのか?己に残された時間の多寡で生き方を変えるような…お前はそんなつまらん人間だったのか?」
「…え」
「だったら興醒めだ。俺の傍に置く価値はない」
タナトスの静かで穏やかな貌も声も清廉で美しい。
感情豊かな死の神がマニゴルドに初めて見せた無色透明は即ち、何の興味も惹かれない『その他大勢』に対する無関心そのものだ。
…お前に対する興味は失せた。
そう言われたような気がして、マニゴルドは慌てて叫んだ。
「ちょい待て!俺は『俺がいつ死ぬのか分かるのか』としか聞いてねぇだろ!話を飛躍させた揚句に勝手に落胆してんじゃねーよ!!」
「……………」
一度瞬きしたタナトスの白い貌と銀色の眼に感情の色が戻ってくるのを見ながら、マニゴルドは殊更に怒ったように続けた。
「大体な、残った寿命の長さで生き方変えれるほど俺が器用な人間に見えるか?アンタの言う事をすんなり信じるほど素直な人間に見えるかよ!!」
「…確かにそうだ。お前は愚直で、そのくせ疑り深い。だから面白いのだがな」
タナトスの唇が笑みの形を作り、銀の眼が眇められる。
死の貌に感情の色と己への興味が戻った事に安堵した自分に気付き、マニゴルドは不機嫌な顔でガリガリと頭を掻いた。
「なぁタナトス様。アンタ、自分の管轄外の人間でもいつ寿命が来るのか分かるのか?」
「俺を誰だと思っている?ただの死神ではない、『死そのもの』の神だぞ」
「…じゃあさ、マジで素朴な疑問なんだけどよ」
マニゴルドは頭に浮かんだ疑問をそのまま死の神に投げた。
「俺がいつ死ぬかも分かるワケ?」
「…実に下らぬ問いだ。正に愚問だな」
「ああ?………」
文句を言いかけたマニゴルドは、振り向いたタナトスが笑っていないことに気付いて口を噤んだ。
傾きかけた太陽の光が銀色の髪を輝かせ、完璧なラインを描く輪郭を彩っている。表情を無くした透明な貌の死の神は息を呑むほど美しくて、その姿を直視することすら躊躇われる。
近づくことすら出来ずに立ちつくす彼に、銀の神は感情を孕まない眼で形の良い唇を淡々と開いた。
「三日後だと言ったらどうする?自暴自棄になるのか?二百年後だと言ったら?自堕落に生きるのか?己に残された時間の多寡で生き方を変えるような…お前はそんなつまらん人間だったのか?」
「…え」
「だったら興醒めだ。俺の傍に置く価値はない」
タナトスの静かで穏やかな貌も声も清廉で美しい。
感情豊かな死の神がマニゴルドに初めて見せた無色透明は即ち、何の興味も惹かれない『その他大勢』に対する無関心そのものだ。
…お前に対する興味は失せた。
そう言われたような気がして、マニゴルドは慌てて叫んだ。
「ちょい待て!俺は『俺がいつ死ぬのか分かるのか』としか聞いてねぇだろ!話を飛躍させた揚句に勝手に落胆してんじゃねーよ!!」
「……………」
一度瞬きしたタナトスの白い貌と銀色の眼に感情の色が戻ってくるのを見ながら、マニゴルドは殊更に怒ったように続けた。
「大体な、残った寿命の長さで生き方変えれるほど俺が器用な人間に見えるか?アンタの言う事をすんなり信じるほど素直な人間に見えるかよ!!」
「…確かにそうだ。お前は愚直で、そのくせ疑り深い。だから面白いのだがな」
タナトスの唇が笑みの形を作り、銀の眼が眇められる。
死の貌に感情の色と己への興味が戻った事に安堵した自分に気付き、マニゴルドは不機嫌な顔でガリガリと頭を掻いた。
PR
この記事にコメントする